バイクの教習は順調に進みすでに13回目まで進みました。次は第一段階見極めというイベントになります。
苦手な一本橋はいまだに成功率低いので補修覚悟で望もうとは思っていますが、スラロームもまだ不安が残る状態です。前回のお話より増えたアトラクションは急制動、波状路、坂道発進、と道中で通る1mほどの狭い道。1mほどの狭い道は一般的にはアトラクション外なのですがなんか当たりそうで苦手です。
教習もここまで進んでくると自分の苦手も少しづづあらわになってくるもので、私はどうやら低速走行が苦手のようです。低速走行が絡んでくるアトラクションはどうも苦手で逆に急制動とかはすんなりできたりしました。
低速走行がなぜ安定しないのか考えてみる
- エンジンに動力が正しく伝わっていない状態が多い
- ニーグリップがうまくできていない
- 目線が下がり気味
- 前輪ブレーキを頻繁に使う
これまで色々調べたり教習で教えてもらったことを振り返るとこのあたり低速走行がうまくいかない理由になるのかなと思います。
エンジンに動力が正しく伝わっていない状態が多い
これは左手の指をクラッチにかけたまま運転するくせが抜けていないようで先日も「普段は指かけたらダメだよ!走行中に変なクラッチの切り方とか微妙に切っている状態が多いと故障の原因にもなるから気をつけて!」と、バイクはエンジンの動力がギアを通してタイヤに正しく伝わらないとうまいこと動きません。そしてその動力を伝えるたり切断したりするのがクラッチの役割。通常時は繋ぎっぱなしが基本「ああああ、エンストしそ!」や「車体止めるよ!」で切ってギアチェンジなりなんなり。これがクラッチの基本動作ということを忘れずに。
そして半クラ、これが私はどうもうまくいっていない。というかどの状態が半クラなのか未だにうまく掴めていない。「エンジン吹かしてクラッチをゆっくり繋いで進み出したところが半クラ」坂道発進はこれを平地より大袈裟にして右足のフットブレーキをうまく使いつつするのだが…。
半クラは低速時にはよく使う。今ある8個のアトラクションのうちスラロームと急制動以外のアトラクション、実に6個のアトラクションで半クラを使う。教習がこのように組まれているということは逆にいうと半クラを制すれば第一段階を制するといっても過言ではないのでは?と同時にそれほど修得難易度が高いのだろうとバイク初心者ながらに半クラが苦手な自分を励ます。
ニーグリップがうまくできていない
バイクの走行中にバイクと自分の一体感を高めバランスを保つ方法。それがニーグリップ。
ニーグリップはバイクに乗車中「タンクを膝で挟む」というスタイルを取るのだがなぜかこれがうまくいっていないときがある。正直自分ではあまり気付けていないのだがこれは人間の身体的な構造が引き起こしているという結論に辿り着く。
辿り着いた答えは「つま先が外に向いている」のである。
これは実際椅子などに座って試すと一目瞭然なのだがつま先を開いて椅子に座ると自然と膝が開く、つま先を閉じて(内股気味)で椅子に座ると自然と膝が閉じる状態になる。たったこれだけのこと。そしてこのつま先を閉じると同時にくるぶしを車体に寄せるとより一層バイクとの一体感高まりバランスよくなれる。このようにして下半身をバイクと一体にさせると上半身リラックス状態になれてハンドル操作も肩や上半身をブレさせず腕だけで可能となる。
ニーグリップが苦手だったりどうも乗車中にバランスを崩してしまう人はつま先を意識してみると格段に変わると思うのでオススメです。ニーグリップが特に必要なのはカーブ時と低速走行時なので教習中は常に意識した方が良いかと思います。
目線が下がり気味
これは、私はたいそうなことは言えないです。なぜなら自分が下がり気味なのを自覚していても打開できていないからだ。目線が下がり気味になる要因を調べると「恐怖心」からというのをよく見かけます。「ぶつかったらどうしよう」とか「急にスピード出たりしたらどうしよう」とかエンジンカラカラ鳴り出してその恐怖心をさらに煽ってくるし(涙)そんな恐怖心は自然と目線を下げていきます。
しかしながらこの目線、普段歩いているとき、自転車や車に乗っている時にも「人間は目線の向いている方に進んでいく」そうで普段は自然と目線をあげて進む生活をほとんどできているので今更どうこう悩まず少しずつでも恐怖心とはおさらばして目線をあげることになれていきます。ちなみに今では安定したS字やクランクはそれぞれ出口をなるべく見る(=目線が上がる)ことになれるとふとすんなりいけるようになりました。
ではなぜ低速走行時に目線が下がり気味になるのかの私的な最大の要因は「バイク止まりそうになるから」なのです。これを克服するには半クラと後輪ブレーキ(右足)を駆使しエンジンの力をタイヤに伝えつつスピードを制御しつつ走行です。ほんとに止まる時はクラッチを完全に切って停止。というバイクの基本的な原理を理解できていないから恐怖心が出るんだと思っています。
前輪ブレーキを頻繁に使う
最後に「前輪ブレーキ」を頻繁に使ってしまうことも低速走行がうまくできない原因かと思います。前輪ブレーキを使うと前輪を止めてしまうのでガクッつとなってふらつきやすいです。低速状態なのでちょっとでもふらつくともう永遠のフラフラに突入してしまいます。まず減速は後輪ブレーキ(右足のペダル)でことは足ります。後輪ブレーキは多少踏み込んでも一気に止まったりせず半クラでも前進できたりするので緩めのブレーキなんだと思います。急制動のときは前輪ブレーキを効かさないといけないのでそれだけ効きやすいブレーキなんだと思います。なので健全な走行中は前輪ブレーキを使うことはあまりないのかと思いました。
まとめ:低速走行はかなり重要なスキルだと思う
免許を取って自由にバイクに乗れるようになれば普通に走る時間の方が長くなるのだけど、教習でこれほどにも低速走行アトラクションが多いとなると低速走行はそれだけ重要なスキルで修得も容易にはいかないといことなのだろう。免除を取ることは目的でもあるがその前にバイクに安全に乗れるということは大前提になくてはならない。
自分の命のためだし、人の命のためでもあるし慌てず正しいバイク乗り技術を修得していこうと思います!