技能教習4回目と5回目と6回目を終えました。
技能教習3回目で左腕の痛みに悩まされクラッチレバーの扱いを見直したあと、4回目は1日1時限のみ、5回目と6回目は1日2時限連続の技能教習となりました。クラッチレバーの扱いは程よくマスターして左腕の痛みからは解放されたものの、4回目の技能教習から一本橋、6回目の教習で出てきたスラロームに次は悩まされています。
5つのアトラクションが登場!
4回目の技能教習からコースを走ることになったのですがこのコース走行というのが厄介ものでコースを走行していると自然にバイク操作技術が修練できるアトラクションが設けてあります。ただでさえまだ慣れていないのにここから考えること一気に増えます。そしてその有能で長年愛されているアトラクションは、
- S字
- クランク
- 8の字
- 一本橋
- スラローム
と今のところひとつのコースで5つアトラクションを楽しむことになります。
どのコースにも共通していえるのは前ブレーキはなるべく使わないことかと思います。前ブレーキ使うとバイク初心者は効き具合とかわからないので握りすぎからの前タイヤが「ガクッ」ってなって、エンストか最悪車体と共に倒れることになります。
減速操作が必要な時は後タイヤをブレーキする右足のフットブレーキを使うと良いかと思いますがこれらのアトラクションは最終的にはフットブレーキもほぼ使わず走破できるようになるようです。
目線は進行方向に上げて出口の安全確認してたら終わるS字走行
S字の注意点は2つ「目線」と「半クラ」で、S字走行はアクセルとクラッチ操作を主としますがアクセルにはあまり頼らずクラッチ操作を重視します。減速が必要な場合は車体バランスを保ちやすいフットブレーキを使います。
S字は指定がなければセカンドギアで走破します。侵入前にセカンドに落として安全確認怠らずS字に侵入。侵入時点で目線はすでにS字の出口の安全確認している感じであとは前回マスターしたクラッチレバー操作を駆使し「半クラ走行」で進めばクリアです。エンジンがもたつくというか「ガガガッ」とエンストしそうになったらアクセルを少し煽る(アクセルを少しだけ回してすぐ戻す感じ)で動力を与えてあげると「ガガガッ」はなくなるので良いかと思います。
クランクはいい感じの走行軌道確保がポイント!
クランクの注意点は「走行軌道」とS字のときにもあった「目線」です。クランク走行はアクセルとクラッチ操作を主としますがアクセルにはあまり頼らずクラッチ操作を重視します。減速が必要な場合は車体バランスを保ちやすいフットブレーキを使います。
「目線」はS字と同様に目線をあげて常に走っていく先を見ておくと良いかと思います。他の走行でもそうかと感じていますが「目線が低い(直前の道路見てしまう感じ)」のはふらつき原因のひとつかと思います。
そしてクランクのポイントは走行軌道かと思います。
主道路からクランクに入る際は右に膨らむことなく侵入。そのまま左角→右角→左角(ここでクランク終わり)を目指して軌道を取っていく感じになるので目線は落とさずに常に次の移動先に向けて、そしてここでも前回習得した「半クラ」走行と若干のアクセル煽りを駆使してクリアしていきます。
8の字はS字とクランクの合体で攻略
S字とクランクがうまくいければ8の字は特に緊張することはありませんでした。クラッチワークと必要ならばフットブレーキを使って目線を進行方向に向けてあげておけばそこまで難しいアトラクションではないと思います。8の字走行はクラッチ操作とフットブレーキをうまく使って走行します。
タンクをしっかり挟めば一本橋上手
コース教習に入って8の字まではさほど時間もかからず進んだのですが、一本橋アトラクションでまず苦戦を強いられました。「大型自動二輪は10秒以上ですよー!」などさわやか先生から一通りの説明と数回後に乗せて体験させていただいたのち「じゃ行ってみましょうか!」体験をまだ頭の中で理解できていないのに軽く乗車を促してくるさわやか先生にはいつもハラハラさせられます。
「とりあえず走り切るところからいきましょう!」
秒数は気にせず一本橋を走破するところから始めました。これはまあ初心者ながらにここまで教習を進んできた私に取ってはとるに足らない課題。あっさり走破はできるも確か5、6秒?だったと思います。
「これ10秒以上とかいけるの?」
橋の上の滞在時間を延ばさないといけないのでもちろんすることはスピードを落とすこと。侵入スピードを落としたり、覚えたての半クラスキルを駆使したり、ブレーキを使ったりとしても8秒くらいが限界でそれ以上はどうにもならずコース走行から一本橋周回に教習を変更してひたすら練習に入ります。
一本橋周回に入ってから10秒以上いけそうなときもあるのですがそういうとき必ず橋終盤でなんか無理やり耐えてるって感じなのでクリアとはいえず。さわやか先生や他の教習中の方々のように侵入から降りるまでスマートにこなしてこそ一本橋上級者となり課題クリアとなるのです。
「教習時間もそろそろ終わるし今日は無理か…」
と思ってたところにさわやか先生登場
「もう少しニーグリップ意識するとバランスよくなりますよ!」
え?なになにニーグリップって?とあたふたしてるとさわやか先生その場で立ったまま足開いて膝を外側から叩くジェスチャーを…
「あ、忘れてた…」
完全に忘れてましたね。タンクを足でしっかり挟む姿勢。S字もクランクも目線と共にニーグリップを意識したら急にスムーズにできるようになったことを今更ながら思い出しました。
そしてニーグリップを最大限に意識した一本橋その日の最終チャレンジ。まあなんといことでしょう。10秒以上余裕でいけるじゃ無いですか!もしかしたらこの人生で最も長い10秒を経験したかもしれません。一本橋のポイントは、
- ニーグリップを意識する(タンクを足でしっかり挟む)
- 侵入時はスムーズに(後輪も橋に乗ってからフットブレーキで少し減速)
- 減速は必ず後輪をフットブレーキで減速(前輪ブレーキは使わない)
- 目線は前方(慣れないうちは前方少し上らへんを意識すると良い)
- アクセルはなるべく使わない(少しだけ開いた状態まま)
- クラッチ操作のみで走行(半クラ走行)
- バランスが崩れそうなときは少々のアクセルか少々のハンドル操作で立て直す(身体でバランスを取ろうとすると目線がブレるのでよくない)
少し多いですがこれくらいのポイントが自然と抑えられたとき一本橋走行は我が手中におさまり課題クリアとなります。
最大のポイントはまず目線、そして侵入時のスピードかと思います。侵入時のスピードが遅すぎると橋に乗れず、早過ぎると橋序盤から時間を作れません。うまく乗れない場合は少し早めのスピードでスッと乗って、スッとフットブレーキで減速するのがいいかと思います。この侵入がうまくできればあとはクラッチ操作重点に必要な場合は少しフットブレーキを使いつつノロノロ運転するだけです。減速し過ぎてバランスを崩しそうなときに少しアクセルを使うくらいなのでバランスを崩さなければクラッチ操作のみでもいけるようになると思います。
ニーグリップは一本橋のみならずバイクを乗っているときには必須動作です。苦手な場合忘れてしまう場合慣れるまで内股で乗ることや、足の親指をバイクの車体に引っ付けることを意識的にしておくと自然とタンクを足で挟みこむ体勢になるのでいいかと思います。
そして最後のアトラクション、スラロームへ
一本橋までをクリアすると(といっても一本橋は最後の一回が気持ちよく走破できただけ)教習時間終了、その日は連続教習だったので2時限目の最初にさわやか先生から「じゃ、今日はスラロームも行っておきましょうか!」と、2時限目は一本橋成功の余韻に浸りつつさらに精度をあげていこう、くらいに考えていたのでまたしてもハラハラさせてもらいました。
スラロームはセカンド(2速)で走破します。そしてクラッチは使いません。アクセルワークと減速が必要な場合はフットブレーキを駆使し縦に並べられたコーンの合間を縫うように走っていきます。「それって蛇行?」と思ってしまうのですが、蛇行とは多分違うと思っています。「ハンドルは切らない」とか「アクセル煽って車体を立てる」とか「クラッチは使わない」とか「推進力でバランスが…」「車体寝かす」とか、バイクの世界に身を置かないとわからないであろう言葉と状況がうまく一致しないことを自然体として取り入れていかなければならないからです。
スラロームはまだクリアできていないのでクリアしたらポイントをまとめようと思います。正直今のところ最大の難関のように感じていますがレブル500のカタログも届いてニヤニヤしているので頑張っていこううと思います!